実家の父が急逝し、いろいろな事を思いました。
人は必ず死ぬんだな、という事と、急に亡くなると、生活していたものはそのままの状態で残される、という事。
本人的には、病気をし、手術も経験しましたが、定期的に診てもらっていて異常もなく、健康に不安はなかったようです。
ですので、急に亡くなる事を自分も想定しておらず、父は全く生前整理はしていませんでした。
今現在、父の遺品整理がまだまだ残っているし、名義変更の手続きも残っているので、更に進めていけば、またいろいろと気づく事があるかもしれません。
覚書程度ですが、私の思った事を記しておきます。
死後どうして欲しいかの希望は家族に伝えておくとよい
父は常々、ピンコロで逝きたい(身体共にピンピン元気でコロッと亡くなりたい)と言っていました。
ある意味、本人の気持ちに叶ったものでした。
闘病して長く介護、などと言う事もなくて、私達家族にも負担がかかることも無かったので、そう言った意味で感謝でした。
父は常々、
- 倒れて意識がない場合は、延命処置はしなくていい
- 葬儀は家族だけで送って欲しい
- 墓は要らない、合葬墓に入れて欲しい
- 葬儀一連にお金は掛けなくていい
と言っていました。
ですので、父の言っていた希望通りに送る事にしました。
生前、何も言っていなかったら、私達家族も、決断ができずに迷ったと思います。
父の希望を聞いていてよかったと思いました。
生前整理はなるべくやっておく
父は、自分の持ち物は整理整頓はするけど、手放さないからな!と言って、少しも物減らしはしなかったようです。
洋服や本・細々としたもの・花の鉢植えがたくさん残されました。
葬儀が終わった後、目につく見せる収納で置いてあった服を処分する事にしたのですが、目についた服だけをゴミ袋に詰めただけで15袋位あり、びっくりしました!
タンスや押入れから次々と出てくる服に、しまいには呆れを通り越して、笑ってしまいました。
友達もなく、どちらかと言えば引きこもりタイプの父だったのですが、こんなに服は必要ないでしょう?!とツッコミを入れたくなる程でした。
裏を返せば、買って持ち物を増やし、満足してストレス発散をしていたのかもしれませんね。
でも物の多さを目の当たりにしたら、やはりだんだんと持ち物は手放していって、少なくするべきだと感じました。
結局、遺品整理で大変な思いをするのは残された家族です。
兄弟は遠方に住んでいますし、遺品整理は実家へ駆けつけやすい私が、これから徐々に着手していかなければなりません。
時間も取られますし、物に寄っては処分代もかかりそうですし、父はよかったかもしれないけど、私にとってはちょっと迷惑。(苦笑)
「もしもボックス」は作って置いたら家族は助かる
父の逝去後の事務手続きは、私が担当しました。
通帳や印鑑、諸契約の名義変更など、わかる書類を探して処理しました。
通帳と印鑑は、母が置いてある場所を知っていたので事なきを得ました。
公共料金は請求書を探して連絡して処理しました。
探せなかったのは年金手帳と企業年金の証書。
こちらも通知ハガキを探して事務手続きをしました。
大事な物や書類・貴重品は、まとめて置ける箱などを準備して、まとめておくのがいいな、と思いました。
私は以前から貴重品や無くしてはいけない書類などは、使わなくなったトランクケースに入れて置いています。
娘には、お母さんに何かあったら開けてね、と伝えてあります。
まとめ
父の逝去で、歳を取ったら、物を片付けたり手放すのがますます大変なんだな、と思いました。
でも大量に遺品として残されてしまうと、やはり片付ける家族は大変ですね。
これから休日の度に実家へ通わなくてはいけないです。
不要になった家具やスクーター、自転車など、大きいものはリサイクルショップや買取業者へ依頼するか、引き取ってくれなければお金を支払って処分になりますしね。
生前整理って、やはり重要ですね。
あとは、貴重品や書類はまとめておく場所を作って、使ったらそこへ戻す、を習慣にしたいな、と思いました。

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