たまたま希望していた条件に合う求人を見つけ、転職先に人材派遣を選びました。
派遣常駐型の仕事は、社会人1年目〜3年目に経験していて、その時は正社員として取引先への派遣でした。
ですが、人材派遣会社に登録しての派遣常駐の仕事は今回が初めてです。
働いてみて感じた・わかったメリット・デメリットがあります。
派遣で働くメリット
自分の就業条件を優先して仕事を探せる
仕事を引き受ける・引き受けないの最終選択権は自分にある
仕事内容、範囲の線引きが明確である
気軽に依頼された事でも「業務」に当たるものなら、即答せずに一旦考えます。
派遣での仕事は、企業も派遣される労働者側も、成果と報酬で繋がっている関係です。
仕事かボランティアか、きっちり線引きができます。
残業は基本的になし
契約している1日の労働時間で業務を終わらせるのが前提です。
残業も、企業側からすれば余計な経費になります。
余計な経費は支払いたくないでしょうし、余程の急ぎ、企業側からの残業依頼がない限り、残業はありません。
自分の時間を長く有効に使いたいなら、この働き方はとてもいいです。
勤務以外の付き合いをしなくていい
派遣先の社員の方々とのコミュニケーションはある程度は必要ですが、人間関係を良くするなど必要以上に付き合いをする必要がなく、割り切った付き合いでよいので、気が楽です。
煩わしい人間関係に巻き込まれる事もなく過ごせます。
派遣で働くデメリット
ある程度のスキルがある人として接せられる
オフィスワーク・社会経験が多くある人、何でも知っている人と思われがちです。
デスクワークで必須なWord・Excel・PowerPointは、使いこなせる人として入力を任される事が多く、知らない機能があっても“分からない”が言えない状況になってしまうことが多いです。
ある程度の知識と勉強が必要です。
仕事が打切りになる場合がある
契約期間中に突然仕事が終了してしまうことはめったにないかと思いますが、契約終了とともに派遣先での仕事が突如なくなる可能性は充分にあります。
この部分で、派遣は仕事や給料が安定しないと言われ、人気のない職業形態の所以があります。
昇給、賞与がない
派遣での仕事は時給単価での契約なので、働いた時間分で報酬(給料)が頂けます。
私が登録している派遣会社は、時給月給(1か月分をまとめて次月に支払い)のスタイルです。
賞与の契約も基本的にありませんので、1か月に稼げる金額が決まってしまします。
昇給は自動的ではないので、契約更新時に、自分から時給の賃上げ要求をしない限り、上がっていきません。
臨時収入がない分、月々の家計からゆとり費などを捻出しなければいけない必要があります。
現場で一人作業が多い
派遣先に同じ派遣会社からの社員がいないことが多々あります。
仕事の依頼者である派遣先担当者から直接業務を指示されて働くスタイルになり、現場で一人作業になることが多いです。
分からないこと、ちょっとした相談事などを気軽にできる同社の人がいないと心細いかもしれません。
単独行動が苦手な人には向かない
派遣される人数に限りがあるため、単独または小人数で仕事をする事が大半です。
大人数でワイワイすることが好きなタイプの人には向きません。
まとめ
正社員は給料・賞与が安定していて人生の勝ち組・安定せず賞与もない人材派遣で働くのは負け組、と言われた時代がありました。
今は、正社員雇用でも業績が良くなければ賞与がない企業も多くありますし、残業も多く仕事に拘束される時間が多く、労働環境が良くないという問題も多くなってきました。
正社員は勝ち組、という概念はかなり崩れてきています。
自分を主にして自分を大切にする風潮に変わり、仕事ばかりが人生じゃない・自分の時間を多くして、楽しく有意義に過ごしたいと思う人にはとても合っている働き方スタイルが、人材派遣だと思います。
前職は日給月給・昇給なし・賞与なし・半年契約更新の契約社員として働いていて、残業時間が多く家族との時間・自分の時間が取れない、人間関係も良くなく心身共に疲労困憊してしまいました。
昇給なし・賞与なし…など、同じような労働条件なら、正社員で時間を拘束されて疲れるまで働くより、業務範囲・就業時間がきっちり決まっている人材派遣の方が心も身体も無理なく働ける!と思いました。
働き出して、私には合っている働き方だな、派遣でよかった!と思っています。
どんな就業形態でも、メリット・デメリットはあります。
働き方・形態に疑問を持ったり、もっと自分を大切にした就業スタイルに変えたい!と思ったら、人材派遣という働き方も検討してみて下さい。

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